2008/07/14

授業紹介~美男美女の日本史             こうして日本人は美しくなった~

東京女学館大学教授 文学博士 石上七鞘先生
4時間目 講座№405

邪馬台国ファンの私が最近注目している奈良県の纏向遺跡。
そこで大量のベニハナの花粉が見つかったというニュースがあって、たまたまそこで石上先生のコメントを発見しました。
「紅は晴れの舞台に使う特別な色。魔よけにもなり、普通の人ではないということを誇示するシンボル。卑弥呼が祭事に使うことは十分考えられる。」
こんな話を聞くと、色鮮やかな衣装を着た卑弥呼の姿がイメージされてきてワクワクするんです。

お化粧って言えば、自分を美しく見せる作業ですから何よりも一生懸命になりますよね。
そうして出来上がった化粧には、きっとその人の、そしてその時代の考え方や感じ方が映し出されていると思います。
現代人だって、他人のお化粧を見て、その人の人柄や立場についていろいろ判断しているわけですから。

歴史は覚えるものじゃなく、想像するもの。
昔の人も今の人も同じ人間ですから、私たちと同じように景色を見ていろいろ感じたり、恋愛したり、笑ったり怒ったり泣いたりしていただろうなあ。
そんなことを想像することが、思いやりとか、広い視点とか、豊かな心を育てるために大事なんだと思います。

でも、いろいろな想像をさせてくれる歴史の授業って、なかなかないですよね。
東京女学館大学教授の石上先生は、日本テレビの「世界一受けたい授業」で出演されたときと同じタイトルで今回の講座の依頼を引き受けてくれました。
しかも、番組の中では取り上げることができなかった面白い話もたくさんあるようです。
江戸時代の女性の眉毛に秘められたメッセージとは何か。
平安時代の人が顔を白く塗ったのは何のため?
さて、皆さんにはこの謎が解けるかな?

きょういく応援団 ひの

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